2001年12月16日 香港ヴァーズGⅠ
芝2400m 香港シャティン競馬場
出馬表
馬番 |
名前 |
歳 |
斤量 |
騎手 |
1 |
Caitano |
牡7 |
57 |
ペリエ |
2 |
Daliapour |
牡5 |
57 |
ムルタ |
3 |
Ekraar |
牡4 |
57 |
デットー |
4 |
Helene Vitality |
セ5 |
57 |
マーカス |
5 |
Indigenous |
セ8 |
57 |
ホワイト |
6 |
Litigado |
セ5 |
57 |
マーカス |
7 |
Oriental Express |
セ8 |
57 |
コーツィ |
8 |
Rainbow and Gold |
セ4 |
57 |
モッセ |
9 |
ステイゴールド |
牡7 |
57.1 |
武豊 |
10 |
Survey General |
牡5 |
57 |
サンマル |
11 |
White Heart |
セ6 |
57 |
スティー |
12 |
Zindabad |
牡5 |
57 |
ダーレイ |
13 |
Tapildo |
牝4 |
56 |
ウィルキ |
14 |
Foundation Spirit |
牡3 |
55.5 |
テュリエ |
スタート
坦々とした流れのなか、道中は後方
3、4コーナーから直線
デットーリ騎手のエクラールが早めにしかけ、後続を3、4馬身離したまま直線へ
ステイゴールドは4コーナーを◎番手で外側を回り、先行勢をとらえる。あとはデットーリのエクラールのみ。5,6歳までのステイゴールドならここまで。2着や3着で終わっていましたが、7歳になってからはGⅡ時代のドバイシーマクラシックであのファンタスティックライトを差し切ったりするくらいの成長をみせている。
残り〇〇m
武が仕掛ける。
いつもいつも左にもたれるのになぜか今日は内ラチ沿いにモタれる!?
エクラールの真後ろに何で入んの??
武「いつも左にモタれる馬なので、あのときも外(左)に行かないよう気をつけていました。なのに、急に内にヨレたから一瞬対処が遅れたのですが、鞭を右に持ち替えて追いつづけました」
飛んだ
このままエクラールがいったいったすると皆思ってましたし、結果を知っていても未だに動画を観るとこれ届くん?と思う差。しかしどんどんどんどん差が縮まる。実況も熱が入る。「staygold win!!」
ゴールギリギリのところでエクラールの並び頭差かわして1着でゴール!
武「外に持ち出して手前を替えたら、羽根が生えて飛びました」
結果
着順 |
馬番 |
馬名 |
性齢 |
斤量 |
騎手 |
着差 |
1 |
9 |
ステイゴールド |
牡7 |
57.1 |
武豊 |
|
2 |
3 |
Ekraar |
牡4 |
57 |
デットー |
アタマ |
3 |
5 |
Indigenous |
セ8 |
57 |
ホワイト |
6.3/4 |
4 |
14 |
Foundation Spirit |
牡3 |
55.5 |
テュリエ |
1.1/4 |
5 |
4 |
Helene Vitality |
セ5 |
57 |
マーカス |
アタマ |
6 |
2 |
Daliapour |
牡5 |
57 |
ムルタ |
2.1/4 |
7 |
11 |
White Heart |
セ6 |
57 |
スティー |
アタマ |
8 |
13 |
Tapildo |
牝4 |
56 |
ウィルキ |
1.1/4 |
9 |
1 |
Caitano |
牡7 |
57 |
ペリエ |
3.3/4 |
10 |
12 |
Zindabad |
牡5 |
57 |
ダーレイ |
クビ |
11 |
8 |
Rainbow and Gold |
セ4 |
57 |
モッセ |
3.3/4 |
12 |
10 |
Survey General |
牡5 |
57 |
サンマル |
5.1/4 |
13 |
7 |
Oriental Express |
セ8 |
57 |
コーツィ |
4.1/4 |
14 |
6 |
Litigado |
セ5 |
57 |
マーカス |
2.3/4 |
ステイゴールド「黄金旅程」
7歳まで走り通算50戦。GⅠ出走20回、最後の最後にGⅠを勝つことができました。これまで重賞2着7回、3着7回。こういう一生懸命な馬は人気でますよね。古いところではナイスネイチャ。新しいところではちょっと話がズレますがマカヒキですかねぇ
ちなみにこのレースの勝利は日本調教、日本生産馬による海外GⅠ初制覇だそうです。本当に最後の最後に馬名「黄金旅程」黄金の旅路が完結しました。
香港ヴァーズを勝利する前は種付け件数は3件だったようです。それが勝ってからは問い合わせが殺到。もし勝ててなければ人気が出ず種付け数が伸びなかったかもしれませんね。そうするとあのオルフェーブル(金細工師)、ゴールドシップ(黄金の船)、ドリームジャーニー(夢の旅路)からのマルシュロレーヌ、ウシュバテソーロが産まれなかった。これが血統の楽しさであり、血をつなぐことの難しさですね。オルフェーブルやゴールドシップにはもう少し打率を上げて欲しいなぁと…
左にもたれる癖が何故か最後は右にモタれたステイゴールド。オルフェーヴルにちゃーんと受け継がれていて凱旋門賞で内ラチにぶつかりまさかの大失速。ソレミアに差され頭を抱えたあの日。あれから10年。競馬ファンは10月にいつも「あのときオルフェが勝っていれば…」「池添が乗っていれば…」と頭を悩ませるのです。
GⅡはドバイシーマクラシック、日経新春杯、目黒記念。
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